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東京都地方労働委員会に救済申し立てを行いました。

『kmタクシー』で知られる東京の大手タクシー会社「Km国際自動車株式会社」では、3人が、2012年9月、有給休暇を取得した事を理由に、会社から不当な差別を受け、休日出勤務を拒否され、大幅な賃金ダウンを強いられた。これは、明らかに労働組合の弱体化を狙ったものあり、不当労働行為であるとして、東京都地方労働委員会に救済命令を求めて、申し立てを行いました。この3人は、全国際自動車労働組合に所属し、労働組合の中心メンバーです。全国際自動車労働組合は、首都圏なかまユニオンに加盟しています。

この事件は、現在、東京都地方労働委員会において、調査が行われていますが、この後、公開の審問廷で、証人尋問が行われます。会社の不当労働行為の事実を明らかにし、救済命令を勝ち取る事は、タクシー業界に大きなインパクトを与え、劣悪な労働条件で働くタクシー労働者の労働条件を改善していく大きな一歩となるはずです。

有給休暇を取れるようにし、事故を起こさない会社にすべきだ。

申し立て人の一人である、元委員長の伊藤さんは、次のように語っています。

その数ヵ月後、運行管理者達を指導・教育した話を聞いて、社長が教育したのですか?と話したら、社長は肯いていました。しかし、今だにレベルアップできず、事故を多発させている状況は変わっていません。私は、労働組合の委員長として、また、一人の人間として、社会に迷惑をかけてはいけないと強く考えています。

国際自動車は、前日16時までに有給休暇の申し入れをしなければ、休むと欠勤になります。当日、熱があり、乗務は不可能でも、会社に電話入れると欠勤となるので、無理して勤務する人もいます。事故を起こして当たり前と言う状況になってしまっています。

私は、全乗務員が、普通に有給休暇が取れるようにしなければならないと考えました。そのため自ら有給休暇を取りました。乗務員が、普通に有給休暇が取れる状況をつくれば、事故は必ず減ります。

中でも、私の記憶の中に、今でも鮮明に残っている、国際自動車で起きた事故について述べます。交差点近くでのドアー開閉時の死亡事故です。帰宅途中のご婦人が、自転車に乗った際の事故です。後で分かった事ですが、このご婦人のお腹には子供が宿っていました。このご婦人とご家族の生活を一瞬で奪ったのです。この様な事が、あっていいのでしょうか?私は、この事が今でも、頭から離れません。この事故に遭遇せず、今尚存命であったならば、今頃、あのご婦人と子供はどのように生活しているか?と思うと胸が痛くなります。

国際自動車は、このような事故を抑制できず、今でも、その時と同じような会社経営をしています。公出の差し替え等を行い、有給休暇取得困難な環境を構築し、誰の指摘にも耳を貸さず、いつまでもこの様な事を続けていれば、いつれまた、犠牲者が出ないとも限りません。会社が部下の指導が出来ないでいる以上、自分が、組合を作り、この会社を変えて第三の犠牲者を出さないようにするしかないと考えています。運行管理者自ら、走りながら休憩ボタンを押し、それを乗務員から指摘され、臆する事なく、今度走りながら休憩ボタン押して良くなった等と低レベルの事しか言えない班長が、多数います。私は、このような班長を自分達の組合で指導するしかないと思っています。

国際自動車は、この私の気持ちを理解すべきです。こういう取り組みを進める、国際全労の解体を狙うことはやめるべきです。法律を守り、有給休暇を取れるようにして、事故を起こさない状態を作るように会社の姿勢を変えるべきだと思います。

6カ月間勤務し、その全労働日の8割以上出勤した場合は、有給休暇が取得出来ます。

週所定労働時間が、30時間未満のパートで、週4日勤務の場合、7日間、3日の場合、5日間の有給休暇が与えられ、その後、1年ごとに増えていきます。

労働基準法 第39条

使用者は、その雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。