ひとりでも入れる労働組合 メールアドレス:nakamaunion@biscuit.ocn.ne.jp


『kmタクシー』で知られる東京の大手タクシー会社「Km国際自動車株式会社」では、15人が、2012年5月、給料から複雑なカラクリで密かに差し引かれていた残業代、深夜手当、休日手当、通勤手当など計3600万円強の返還を求め、東京地方裁判所に提訴しました。この15人は、全国際自動車労働組合に所属し、全国際自動車労働組合は、首都圏なかまユニオンに加盟しています。

この残業代不払い裁判は、現在、東京地方裁判所で審理が行われいますが、指宿昭一弁護士と谷田和一郎弁護士の奮闘により、会社の労働基準法違反の事実が明らかになっています。裁判は、労働組合優位で進行しいる。年内には、結審となり、判決が出る予定です。勝利判決が出れば、タクシー業界は、大きなインパクトを与え、劣悪な労働条件で働くタクシー労働者の労働条件を改善していく大きな一歩となるはずです。

km国際自動車現役社員が訴える残業代不払いのカラクリ
指宿昭一弁護士

時間外労働は、25%以上、休日労働は、35%以上の割り増し賃金を支払わなければなりません。

2010年4月より、60時間を超える時間外労働には、50%以上の割り増し賃金を支払わなければならないとの改正がなされました。

労働基準法 第37条

使用者が、第33条又は前条第1項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の2割5分以上5割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。ただし、当該延長して労働させた時間が1箇月について60時間を超えた場合においては、その超えた時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の5割以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

労働基準法の一部改正法が成立

「長時間労働を抑制し、労働者の健康確保や、仕事と生活の調和を図ることを目的とする「労働基準法の一部を改正する法律」(平成20年法律第89号)が、平成20年12月12日に公布され、平成22年4月1日から施行されます。このリーフレットでは、改正のポイントを解説しています。内容をご理解いただき、長時間労働の抑制等に向けて積極的な取組みをお願いします」(厚生労働省ホームページ)

もし、支払われていなければ、2年前にさかのぼって請求できます。

出勤、退勤の勤務記録をつけましょう。退社時に電子メールを送っておくことも、勤務時間の記録になります。